ドローンインフラ(化学プラント・工場)点検におすすめの5社!利活用事例やデメリット!

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自社プラントや工場に、ドローンやAIを活用してDX化を図りたい。ただ、どの会社を選べばよいかわからない。ユニークな活用法があれば自社にも取り入れたい。

このように思っていませんか?

ドローンを導入することで、工場やプラント設備を停止させる時間が少なくなるので、稼働率が上がり、従来より生産性を向上させることができます。また、ドローン会社もそれぞれに専門性があり、プラントや工場の点検を得意とする会社が存在します。

この記事では、プラントや工場の点検を得意とするおすすめのドローン会社や活用方法などを紹介します。読めば、自社とマッチするドローン会社や活用方法がすぐにわかります。

つまるところ、従来の点検方法より、設備の停止期間が少なくなり、製造ラインの稼働率を上げることができます。これから自社工場にDX化を導入したいとお考えの方々は、10分以内に読める本記事をぜひ参考にしてみてください。

当サイトは、ドローン点検に特化したサイトで、ランキング記事にもあるようにさまざまなドローン企業の情報を発信しています。もちろん企業の特性も把握しているので、第三者視点の評価も得意としています。

こんな方におすすめ

ドローンの活用事例を知りたい

おすすめのドローン会社を知りたい

自社工場にドローンを導入したい

>>プラント工場におけるドローン活用事例

プラント工場設備点検におすすめのドローン会社5選

テラドローン

テラドローン株式会社は、UAVの運行管理システムやアプリケーション、レーザー測量デバイスなどを世界を視野に提供する会社です。また、ハード面では石油化学プラントなどのインフラ設備点検、UT点検(厚みや腐食具合を確認するもの)用のドローン開発なども行っており、多方向に専門性を持つ企業です。

  • 石油化学プラント点検の実績多数
  • UAV運行管理システム開発
  • 屋根点検アプリ「Terra Roofer」設計
社名Terra Drone 株式会社
連絡先03-6419-7193
所在地〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目12-19東建インターナショナルビル3階

ジャパン・インフラ・ウェイマーク

ジャパン・インフラ・ウェイマークは、その会社名の通りインフラ点検を得意とする会社です。また、各種ドローン販売、機体レンタル、導入支援までも行っており、行政との実証実験も豊富な企業です。

  • インフラ点検実績4,846件(2024年3月)
  • 有名企業との取引実績多数
  • 橋梁点検用アプリの開発
社名株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク
連絡先03-5050-2650
所在地〒106-0032東京都港区六本木7丁目10-25 中島ビル

株式会社Liberaware

株式会社リベラウェアは、インフラ点検用に世界最小級ドローンIBISを提供する会社です。プラント内設備や、配管の内部の点検など、通常のドローンが入れない狭い箇所の点検を得意としています。また、自動巡回サービスや撮影後の3D処理などのDXサービスも行っています。

  • 世界最小級ドローンIBISの販売
  • 有名企業との取引実績多数
  • AIシステム開発
社名株式会社Liberaware(リベラウェア)
連絡先043-497-5740
所在地〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-3-1 フジモト第⼀⽣命ビル6階

ブルーイノベーション株式会社

ブルーイノベーション株式会社は、インフラの人手不足を業務自動化やDX化により解決を目指している会社です。また、同社が販売している「ELIOS 3」は、測量から地上、地下の点検までさまざまなインフラ点検にマッチした機体です。

  • ELIOS 3販売
  • 協業・協力企業多数で実績豊富
  • 災害時用ドローン自動巡回システム
社名ブルーイノベーション株式会社
連絡先03-6801-8781
所在地東京都文京区本郷5-33-10いちご本郷ビル4F

株式会社ACSL

株式会社ACSLは、国産産業用ドローンを提供する上場会社です。行政機関への機体提供や実証実験も積極的に行っています。各種インフラ点検用のドローンも提供しており、あらゆる産業に適したドローン開発を行っています。

  • セキュアな国産ドローン開発
  • 目視外飛行(level3)の実績多数・飛行回数100回超
  • 防風・防水・防塵対応の国産設計
社名株式会社ACSL
連絡先
所在地東京都江戸川区臨海町3-6-4
ヒューリック葛西臨海ビル2階

ドローンによるプラント工場点検

近年、工場やプラントなどにおいても生産性はもちろん、安全性を配慮したプラント運営が求められています。これらの課題にドローンがどのような関わり方をすると効果的に活用できるのかをここでは紹介していきます。

プラント点検とは

化学、石油精製、製鉄、発電プラントなどの機能を保持するために行う設備管理です。定期的な点検・補修により、トラブル発生を未然に防ぐことが目的で、長寿命化や生産性向上に役立つものです。

プラント点検の課題

プラント点検における課題は以下の3つです。

  • 設備の老朽化
  • 保安力の低下
  • 人手不足

設備の老朽化

高度経済成長期に作られたプラント設備の多くは、50年以上もの歳月から設備の機能が老朽化し、故障や漏洩、火災などの事故が年々増えています。その結果、製造ラインの稼働率が落ちることにより、生産性の低下につながっていることが大きなネックとなっています。

保安力の低下

このような設備の老朽化の要因は、設備保全が十分されていないことです。この背景にあるのは、維持管理コストの増加による予算の縮小や、人手不足などが挙げられ、喫緊の対応が求められています。

人手不足

熟練作業者が引退していく傍ら、若手の技術力不足がネックとなっています。これには二つの理由があります。

一つは、グローバル化による競争が激化したため保全業務に予算を回せなくなってきたこと。もう一つは、国内不景気時代に人材を採用できなかったことから、中継ぎ役の中年代作業者が不足していることが原因です。

筆者
筆者

プラント点検には、これら3つが課題となっており、安全性の向上や、事故リスクを避けるための施策が必須となっています。

効果的なドローンの活用方法

先ほどのプラント点検の課題解決に近年注目されているツールがドローンです。例えば、ドローンは次のような使い方ができます。

  • 高所の点検
  • 事故予防
  • 災害時の現場点検

高所の点検

煙突や貯槽タンクをはじめ、足場を組むような高所や目視しづらい場所の状態を速やかに確認することができます。

事故予防

ドローンによる画像を解析することにより、不良箇所を早期に特定できたり、故障の予兆をデータから見つけることが可能となります。

災害時の現場点検

災害や事故発生時の現場点検にドローンを使えば、作業者のリスク回避することができます。

筆者
筆者

今まで人員を導入し、時間やコストをかけてきた点検もドローンが解決してくれます。

ドローンプラント工場点検のメリット・デメリット

ここからはプラント工場点検にドローンを活用するメリット・デメリットについてそれぞれ紹介していきます。

メリット

  • 危険作業を減らせる
  • 人員を減らすことができる
  • 定期点検期間の短縮
  • 生産性の向上
  • 修繕計画を立てやすい

デメリット

  • 危険区域は点検不可
  • 死角がある
  • 天候に左右される
  • バッテリー駆動である

ドローンプラント工場点検のメリット

  • 危険作業を減らせる
  • 人員を減らすことができる
  • 定期点検期間の短縮
  • 生産性の向上
  • 修繕計画を立てやすい

危険作業を減らせる

煙突など従来では点検しづらく危険だった作業でも、非GPS環境に対応したドローンなどを活用することで人による危険作業を減らすことができます。

例えば、テラドローンの「TerraUT」を使えば、高所の煙突点検などにおいて、対象の厚みを測ったり、腐食具合の確認もできるため、作業員の落下リスクを減らせます。

非GPS環境下とは

非GPS環境とは、屋内外問わず、衛星電波が受信できない環境のことです。プラント内もそうですが、地下、橋の下、山岳地帯、森なども非GPS環境下です。このような環境においても点検に利用することができるドローンが非GPS環境対応のドローンです。例えば、このようなドローンに搭載されています。

人員を減らすことができる

ドローンによる点検は、操縦士、補助者、警備スタッフなどの人員だけで実施することができるので、従来の方法と比較して作業人員を減らすことができます。

さらには、手の空いた人員を他の業務へ回すことができるので生産性の向上が見込まれます。

定期点検期間の短縮

ドローンを利用することで、足場やクレーンなどを組む必要がないため、点検期間を大きく短縮することができます。

例えば、コーンルーフタンク外面の腐食点検(引用:経済産業省)であれば、2時間程度の点検で作業が終わります。

定期修理とは

プラント、工場などの設備では、日常点検などのほか、定期的に設備を停止し、点検を行う定期修理が義務付けられています。この期間、製造ラインを止めたり、多くの作業者が点検作業に従事するため、生産性が落ちるなどの課題があります。

生産性の向上

従来の点検方法では、足場を組み、設備の点検を行っていましたが、ドローンを活用することで、足場設置の必要がなくコスト削減ができます。

例えば、足場を組むと、1平方メートル当たり700円〜1000円のコストがかかり、解体にも一坪5万円~10万円の解体費用がかかってきます。(※設置環境による)

修繕計画を立てやすい

ドローン点検で撮影した画像などは、3Dモデリング化や、AI解析することができるので、現状の劣化具合などから中長期的なメンテナンス計画を立てやすくなるメリットがあります。

もちろん、現状の不具合箇所も発見しやすくなるので、不具合が悪化する前に対処することができます。

ドローンプラント工場点検のデメリット

  • 危険区域は点検不可
  • 死角がある
  • 天候に左右される
  • バッテリー駆動である

危険箇所は点検できない

プラント点検では引火や爆発の恐れがある場所ではドローンの飛行が禁止されています。

労働安全衛生規則第280条によりこのように記されています。

「爆発の危険性がある箇所において電動機などを使用する場合、防爆対策をしなければならない」

現時点(令和6年8月時点)で、引火性の蒸気、又は可燃性ガスが爆発の危険のある濃度に達する恐れのある箇所では、ドローンの使用が認められておらず、プラント設備においては、活用できない箇所もあります。

筆者
筆者

現在、さまざまな企業において防爆ドローンの実証実験が行われており、今後、プラント設備における危険箇所の点検も限定的に行われていくと思われます。

引用:総務省消防庁 労働安全衛生規則第280条 

参考:古河産業 防爆ドローン開発プロジェクト

死角がある

ドローンによる点検はメリットが多く有用な点検方法ですが、すべての箇所を確認できるわけではありません。確認できない場所などは小型のドローンなどを利活用したり、従来の点検方法と組み合わせて活用する必要があるでしょう。

天候に左右される

工場、プラント点検だけにとどまらず、ドローンは電子機器なので、悪天候下では飛行させることができません。もし風速5m/s以上の風がある場合は、基本的に飛行させることができないので天候に注意しながら点検日を決める必要があるでしょう。

参考:国土交通省 無人航空機飛行マニュアル

バッテリー駆動である

ドローンのバッテリーの駆動時間は10分~40分程度なので、点検時間や点検範囲も考え、飛行ルートを考える必要があるでしょう。また、小型ドローンとなると最大で5分程度しかバッテリーが持続しない機体もあるので、それらも考慮し、点検計画的を練る必要があるでしょう。

筆者
筆者

このあたりのデメリットも徐々に改善されつつあり、防水、防塵型ドローンや、燃料と電気のハイブリッド型ドローンなどもリリースされつつあります。

プラント工場設備点検のドローン活用事例集

ドローン煙突点検

関西電力とDshiftによる火力発電所の点検模様です。ACSL製の「SMOKE STACK TAKE OFF」が活用されています。

ドローン配管点検

リベラウェア社「IBIS」による配管点検の様子です。

ドローンの監視パトロール

NTTコミュニケ―ションズによる「skydio」での遠隔巡回点検の様子です。

旭化成に見るドローンインフラ点検事例

旭化成株式会社では、スマート化に向けた取り組みが進んでおり、プラントなどの点検にも積極的にドローンが導入されています。特に、高所、狭隘部の点検において、労災リスク低減や足場コストの削減などを目標に活用されています。

写真はイメージです。

引用:経済産業省

自社でドローンを運用するために

工場設備に合うドローンを揃える

取扱い企業製品名特徴明るさ
(ルーメン)
全長最大飛行時間
リベラウェアIBIS 2業界最小380194mm11分
ACSLSMOKE STACK
TAKE OFF
ボタン一つで
煙突点検可能
不明1,173mm15分
ブルー
イノベーション
ELIOS3高精度3Dマップ16,000480mm12.5分
スライドできます。<>

LIBERAWARE・IBISドローンと機体価格

株式会社Liberaware(リベラウェア)が提供する屋内狭小空間専用のドローンです。このドローンの特徴は、プラント工場や地下空間などでの運用を想定して作られています。配管の隙間や煙突内でも容易に点検が可能な機体です。

また、機体価格は公開されておらず、問い合わせや見積もりが必要となってくるでしょう。

株式会社ACSL・ SMOKE STACK TAKE OFF

株式会社ACSLと言えば、セキュリティー対策済みの蒼天(SOTEN)を販売していることで有名ですが、ドローン大手の会社でもあるので多種多様なドローンを扱っています。

「Smokestacker TAKEOFF」は煙突専用のドローンです。

この機体は、LiDAR SLAMの搭載はもちろん、高精細カメラ(6000万画素)や高輝度LEDも搭載されており、狭くて暗い場所においても、正確にひびの検知まで可能です。

ブルーイノベーション・ELIOS3

ドローンオペレーターの育成

自社でドローンを運用するにあたってオペレーターの育成は必須です。「自社敷地内であれば勝手に点検できる!」と思われがちですが、ドローンの飛行方法は航空法などできちんと管理されているます。

ドローン国家資格の取得

法律や飛行ルールを知らず、誤って法律を犯したり、最悪事故になれば大問題です。そのためにも、国土交通省登録講習機関などで資格の取得がおすすめです。

個人での受講とは異なり、法人であれば、人材開発助成金で最大8割オフでスクールの受講ができます。例えば、約30万円の受講日も最大で6万円程度で受講できることもあります。

プラント工場点検におすすめのドローン会社

  • テラドローン
  • ジャパン・インフラ・ウェイマーク
  • LIBERAWARE
  • ブルーイノベーション
  • ACSL

今回はプラントや工場などの点検におすすめのドローン会社を紹介してきました。企業ごとに特徴や点検内容も異なるので、問い合わせや見積もりを通して確認することがよいでしょう。