送電線(鉄塔)点検におすすめのドローン業社4選|業務委託ができる電線工事会社

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送電網や鉄塔の点検にドローン会社を使いたいと思っていませんか?

ドローンで点検をすれば、作業員を危険な送電線や鉄塔に登らせることなく点検ができます。また、作業員不足を補う手段として徐々に注目が集まっています。

ただ、ドローン会社と一口に言ってもさまざまな専門性があり、送電網や鉄塔点検を専門とする会社に依頼する必要があります。

そこで、この記事では、ドローン送電線(鉄塔)点検を得意とするおすすめのドローン会社を4社紹介します。読み進めれば、自社に適したドローン会社を見つけることができます。

結論、最適な予算の使い方ができるので、浮いた予算で若年層の人材育成などに力を入れることができます。

実績のあるドローン会社を探している方は、迷わず読み進めてください。

こんな方におすすめ

おすすめのドローン会社を知りたい

作業員の安全を確保したい

DX化を進めたい

コストを抑えたい

電線工事(送電網点検)におすすめのドローン会社4選

企業名リンクおすすめ強み実績
NTT e
ドローン
公式 LTE
ドローン
KDDI
ドローン
記事 遠隔飛行
中部電力
PG
公式 高所点検
九電
ドローン
公式 ドローン
特許保有
スライドできます。<>

NTT eドローン

NTT eドローンは、点検、測量から災害対応、農業まで幅広くドローンのソリューションを提供する会社です。また、LTE回線を利用した遠隔自律飛行も注目されており、送電網点検や橋梁点検などにも活用がはじまっています。

  • LTE回線で遠隔飛行
  • NTTグループのノウハウと実績
  • Skydio2+を完備
社名株式会社NTT e-Drone Technology
連絡先
所在地埼玉県朝霞市北原2-4-23

KDDIスマートドローン

KDDIスマートドローン株式会社は、機体販売からドローンスクール、ドローン導入サポートまで幅広くサービスを展開する会社です。特に、上空電波パッケージと呼ばれるドローン用のLTE回線プランを提供しており、送電線点検はもちろん、災害地の巡視、遠隔無人配送までさまざまな用途に利用されています。

  • 上空電波パッケージ
  • レベル4実証実験
  • スクール運営
社名KDDIスマートドローン株式会社
連絡先
所在地東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー

中部電力パワーグリッド

中部電力パワーグリッド株式会社のドローン事業部は、電力線・架空地線・鉄塔はもちろんのこと、通信鉄塔やロープウェイなど主に高所作業に特化したドローンサービスを提供しています。また、自律飛行を利用した点検では、たるみに沿った自動巡行ができ、高精度なデータを集めることができます。

  • 電力や高所作業に特化したドローンサービス
  • 送電線の自律飛行点検
  • インフラ事業との取引実績多数
社名中部電力パワーグリッド株式会社
連絡先
所在地名古屋市東区東新町1番地

九電ドローンサービス

九電ドローンサービス株式会社は、点検や測量事業から農業、空撮まで多様な形でドローンソリューションを展開しています。また、モバイル通信を可能にする「Skydio X10」を活用した高所点検は、遠隔操作も可能で、作業員の安全を担保できます。

  • フライト件数800件以上
  • ドローン特許多数保有
  • 機体取扱い台数140台以上
社名九電ドローンサービス株式会社
連絡先
所在地福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号

ドローンによる鉄塔点検の費用

ドローンによる鉄塔点検の具体的な費用を公表している会社は見当たりませんでした。具体的な費用に関しては、問い合わせで確認するとよいでしょう。

筆者
筆者

見積内容は点検規模や内容、場所によって大きく異なるので、複数の会社に見積もりを依頼して費用を比較してみるとよいでしょう。

ドローン送電線点検のメリット・デメリット

メリット

  • 安全に点検できる
  • 効率的である
  • コストを削減できる
  • 高精度なデータを取得できる

デメリット

  • ドローンは高圧電線から30m以上の距離
  • ドローン高圧線による電波ロスト(障害)
  • 天候に左右される
  • バッテリー駆動である

鉄塔点検にドローンを導入するメリット

安全に点検できる

まず、ドローンによる送電線・鉄塔点検は、従来の点検方法に比べ、非常に安全であることがポイントです。鉄塔へ登ることなしに点検が可能なので、作業員を危険にさらすことがありません。

効率的に作業が進む

ドローンによる鉄塔点検は、従来であれば、鉄塔のある山間部に重量物を背負いながら登山し、さらに、現地で鉄塔に登り作業という非常に肉体的に負担がかかり、時間を要する作業でした。また、点検時の感電の恐れから電気を止める必要があり、非効率な点検方法でした。

しかし、ドローン活用で、作業者の労力負担が大きく減り、電気も止める必要がないので効率的な点検が可能となります。

コストを削減できる

従来の鉄塔点検は人による目視やヘリコプターからの撮影を必要としてきました。ただ、ドローンを使うことで、ヘリコプターや作業員の数を減らすことができるので、大きなコストダウンにつながるというメリットがあります。

高精度なデータを取得できる

ドローンは高精度カメラを搭載しており、高精度な撮影ができるので不良箇所の早期発見にも繋がります。また、自動で錆を検知するAI解析などを利用することで、精度の高い点検が可能です。

自動巡行が可能

いくつかの電力会社とドローン会社では、送電線と適切な距離を保ちながら自動巡行してくれるシステムが導入されており、手動による点検よりも精度が高い点検が可能です。

電力会社10社以上が出資したグリッドスカイウェイ有限責任事業組合は、送電線上空の空域をドローン航路として整備する取り組みを行っています。送電線の上空はヘリコプターなどの衝突を防ぐために150m以上の距離をとって飛行することが義務付けられており、実質ドローンの飛行に都合の良い空域となっています。この空域を利用し、無人地帯での物流や送電線点検に活用する予定のようです。

鉄塔点検にドローンを導入するデメリット

送電網から30m以上の距離

航空法には、衝突防止のためドローンと物件との間の距離を30m以上確保しなければならないという法規があります。なので、鉄塔・電柱・電線などの点検においては、手動での高い操作技術力が必要とされます。

ただし、ここ最近では、電線を自動追従してくれるシステムが導入されつつあります。

参考:国土交通省 航空法第132条の86第2項第3号

電波が届かない

山間部などに立つ鉄塔は機体とプロポとの通信が不安定になりやすいです。そうなった場合、最悪、機体は墜落事故を起こしかねません。

ただし、ここ最近では、LTEモバイル回線を搭載したドローンも各社準備しており、安定した飛行が可能となっています。

また、モバイル回線を利用した遠隔自動運転での点検も行われており、今後のドローンの進化に期待が高まっています。

天候に左右される

ドローンは電子部品の塊なので雨に弱く雨天時は使えません。また、鉄塔付近は風が強く、風に煽られる危険性があるので、天候に影響されやすいというデメリットがあります。

バッテリー駆動である

送電線間は、距離があるので、バッテリーが持続しなけば点検しにくいというデメリットがあります。

一般のものであれば、40分程度の持続時間。産業用モデルであれば、50分程バッテリーが持続する機体もあります。また、エンジンとモーターのハイブリッドタイプのドローンであれば、140分近く飛行できる機体もあり、将来的に寿命も伸びていくものだと考えられています。

送電網点検

送電網とは

鉄塔と送電線は、長期間、厳しい自然環境にさらされているため、部材が劣化し送電不良や倒壊の恐れもあります。鉄塔点検はそのような異常事態が起こらないよう確認するための作業です。

具体的には、部材の錆、腐食、ボルトの脱落がないかなどの確認とともに、鉄塔の建て替え、送電線の張替なども行います。

送電設備の課題

高所作業である

鉄塔点検は先ほども述べましたが高所作業で危険性を伴う仕事です。鉄塔に登り、「がいし」などをはじめとした設備の点検を行うので、熟練した技術や強靭な体力が必要です。

慢性的な人材不足

近年、送電線点検だけでなく、建設市場は若年就業者が定着せず、深刻な人材不足に悩まされており、技術の伝承が困難な状況となっています。

ドローンによる送電線点検

送電線点検におけるこれらの課題を解決するために、近年、ドローンが注目を浴びています。ドローンによる点検業務の特徴は、人に変わって高所作業ができるようになった点です。

例えば、テラドローン株式会社では、AIを搭載した自動鉄塔点検アプリケーションを開発し、人による作業の省力化に成功しています。

がいし

電線と電線との間を絶縁するために用いる器具のこと。上記動画を参照してください。

鉄塔点検におすすめのドローン会社は

繰り返しになりますが、送電線・鉄塔点検におすすめのドローン会社は以下の4社です。

  • NTT eドローン
  • KDDIスマートドローン
  • 九州電力送配電株式会社
  • 中部電力パワーグリッド

鉄塔点検(送電網)にドローンを導入すれば、安全面、人材面、点検品質の均一化など、さまざまなメリットがあります。逆に、天候面やバッテリー持続時間などの課題もありますが、ドローンの進化も早いので、これらの課題も徐々に解決に向かっていくと考えられます。