鉄塔点検は危険?ドローンによる点検業者6社!費用も確認!

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鉄塔点検は高所作業を伴うため、作業員にとっても命がけの作業です。ただ、近年ではドローンなどのIT技術が進化したため、効率的で安全な作業が行えるようになりました。更には、コスト面でも大きなメリットがあります。

この記事では、ドローンによる鉄塔点検のメリット、おすすめの点検業者6社を紹介します。また、ドローン点検の費用について確認できます。ドローンによる鉄塔点検を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

この記事がおすすめな方

・ドローン鉄塔点検のおすすめ業者を知りたい

・ドローンによる鉄塔点検の費用を知りたい

鉄塔点検による事故

鉄塔点検は必要ですが、転落事故は後を絶ちません。

2023年12月、滋賀県で45才の作業員が転落事故

読売新聞

2018年11月、福岡県で20才の作業員が転落事故

日本経済新聞

2015年2月、兵庫県で60才の作業員が転落事故

琉球新聞
筆者
筆者

このような送電線、鉄塔の周辺は障害物が多く、ドローンの操縦ミスは致命的な問題となるので、近年では、障害物を自動で回避する運転技術も搭載され、安全に、効率よく点検できることが実証されています。

ドローンによる鉄塔点検のメリットとは?

ここでは、ドローンによる鉄塔点検のメリットについてお伝えします。

  • ドローンによる鉄塔点検は安全
  • ドローンによる鉄塔点検は効率性
  • ドローンによる鉄塔点検はコストを削減できる
  • ドローンによる点検は高精度なデータを取得できる

ドローンによる鉄塔点検は安全

まず、ドローンによる鉄塔点検は、従来の人による点検よりも安全であることです。すべての点検作業をドローンに任せることはできませんが、感電や転落といった重篤なリスクを避けることができるので、大きなメリットです。       

ドローンによる鉄塔点検は効率的

ドローンによる鉄塔点検は、従来であれば、重量物などを担ぎ、山間部へ入り、鉄塔に登って作業という肉体的負担がありましたが、ドローンの利用で、重量物の運搬や鉄塔へ登る労力の負担が大きくへ減り、点検が効率的に進みます。

ドローンによる鉄塔点検はコストを削減できる

従来の鉄塔点検は人による目視やヘリコプターからの動画撮影を必要としてきました。ただ、ドローンを使うことで、人件費、ヘリコプターなどの飛行コストも削減できるというメリットがあります。

ドローンによる点検は高精度なデータを取得できる

鉄塔点検をするドローンには高精度カメラが備え付けられているので、不具合箇所の映像を詳細に撮影することができます。中には、AIによる解析で、自動で錆などの不具合箇所を検知するものまで、精度が高い点検が可能です。

ドローンによる鉄塔点検の注意すべき点

ドローンによる点検も、残念ながらデメリットも存在します。ひとつづつ見ていきましょう。

  • ドローンによる鉄塔点検は電波の問題がある
  • ドローンによる鉄塔点検は技術が必要
  • ドローンは天候に左右される
  • ドローンはバッテリー駆動である

ドローンによる鉄塔点検は電波問題がある

鉄塔は送電線を有していることが多いので、高圧の電気が流れています。その電磁波がドローンに悪影響を与えるので、ある一定の距離を保ち続けて飛行するドローンが必要です。つまりは、送電線を追従してくれるセンサーなどを備えたドローンが必要となってきます。

ドローンによる鉄塔点検は技術が必要

送電線の点検範囲は広く、複数のドローンを用いる必要があったり、自律式のドローンでなければ操縦士の高度な技術が要求されます。昨今のドローン鉄塔点検では、モバイルネットワークなどを利用した遠隔自動運転技術なども運用され始めています。

ドローンは天候に左右される

ドローンは電子部品の塊なので雨に弱く雨天時には使えません。また、鉄塔付近は風が強いことも多く、風に煽られる危険性があります。ドローンは天候に影響されやすいというデメリットがあります。

ドローンはバッテリー駆動である

送電線間は、距離があるので、バッテリーが持続しなけば点検しづらいというデメリットがあります。

ドローンによる鉄塔点検の費用

ドローンによる鉄塔点検の具体的な費用を公表している業者は見当たりませんでした。なので、各業者に見積もりを依頼し確認する必要があるでしょう。ただ、一般的なドローン点検の見積もり費用の内訳をざっくりと出してみました。

ドローン点検の見積もり費用の内訳は?

  • 点検の範囲や規模による
  • 機材費
  • 人件費
  • 保険費用
  • 報告書作成費
  • 交通費

上記の費用に日数分が必要となります。あとは諸経費が必要となっています。諸経費の中には、宿泊費、道路使用許可の申請費用、特別な道具の費用などが含まれています。

特に、見積もり費用は、点検規模や内容、場所によって大きく異なるので、複数の業者に見積もりを依頼して費用を比較してみるとよいでしょう。

ドローンによる鉄塔点検おすすめ業者6選!

ここからはおすすめのドローン鉄塔点検業者6社を紹介します。

KDDIスマートドローン株式会社

KDDIスマートドローン株式会社は機体販売からスクール運営、点検サービスまで幅広く行っています。上空モバイルサービス、つまりモバイルネットワーク通信のサブスクも行っています。

社名KDDIスマートドローン株式会社
所在地東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー
連絡先問い合わせ先
事業内容ドローン事業

九電ドローンサービス株式会社

点検、測量、空撮、農林業までドローンを利用した事業を展開している会社です。特に、狭小、暗所点検など、非GPS下での撮影や水中点検に力を入れています。

社名九電ドローンサービス株式会社
所在地〒810-8720 福岡市中央区渡辺通
二丁目1番82号
連絡先092-981-0808
事業内容ドローン事業、販売、
レンタル、保守

株式会社シーテック

中部電力グループの企業で、エネルギー、情報通信、土木設備の保守、工事から再生可能エネルギー事業まで展開する会社です。

社名株式会社シーテック
所在地〒459-8014 愛知県名古屋市
緑区忠治山101番地
連絡先052-720-6300
事業内容再生可能エネルギー事業建設業

大嶋工業株式会社

大嶋工業株式会社は、東北の送電線路建設工事業者で、電力に関わるあらゆる工事を担っています。昨今では、ドローンも導入し、点検や運搬作業を行っています。

社名大嶋工業株式会社
所在地〒965-0841 福島県会津若松市
門田町大字日吉字丑渕13-2
連絡先0242-27-8396
事業内容送電線路の建設及び保守 
配電線地中化工事及び保守

株式会社 東北ドローン

株式会社 東北ドローンは、ドローンスクール運営からインフラ点検、導入コンサルティングまで幅広く対応している会社です。特に、幅広い用途に対応できるようさまざまな種類のドローンやカメラを所有しているところが特徴です。

社名株式会社 東北ドローン
所在地〒981-8006 宮城県仙台市泉区
黒松1-9-9 丸栄黒松コーポ101
連絡先022-765-1421
事業内容ドローン事業
IT関連事業

テラドローン

測量、プラント点検、農業などの分野で国内にとどまらず大きく展開する会社です。特に、九州電力送配電株式会社に鉄塔点検AIシステムを15,000基導入し、話題になりました。

社名テラドローン
所在地〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2丁目12-19
東建インターナショナルビル3階
連絡先03-6419-7193
事業内容ドローン事業

ブルーイノベーション株式会社

ドローン送電選点検を始め、ドローン自動巡回システム、人材育成、清掃ロボットまで人手不足をITで支える会社です。

社名ブルーイノベーション株式会社
所在地東京都文京区本郷5-33-10
いちご本郷ビル4F
連絡先03-6801-8781
事業内容ドローン点検事業 
人材育成物流事業
筆者
筆者

どの企業も規模は違えど、安全対策、法令遵守を軸に、高度な技術力や、高品質なドローンを提供する企業です。点検を依頼する際、一社に絞りづらい時は、点検見積もりを一括で依頼できるサービスを使うとスムーズに数社の見積もりがとれます。

まとめ

鉄塔点検作業は、未だ残念なことに、年に数回転落事故が起きている現状です。ただ、人が行っている作業を、徐々にドローンが行えるような時代に移行しおり、多くの企業でも、安全面、効率化、コスト削減などのメリットからドローンによる点検を採用し、鉄塔点検の危険性も減っていることは事実です。

その中で、ドローンによる鉄塔点検を行う注意点として、電波問題や技術的な問題、天候、持続時間などの問題がありますが、センサー付きの自律飛行ドローンやモバイルネットワーク回線を利用したドローン製品が既に導入されており、鉄塔をドローンが点検するリスクも減ってきています。

また、鉄塔点検の費用については、点検規模や点検内容などによる所が大きいので、問い合わせから見積もり依頼をする必要があります。

最後に、ドローンによる鉄塔点検のおすすめ6社を掲載させていただきましたが、どの企業も実績があり、信頼されている会社です。自社に相応しい点検業者を選ぶには、数社に絞って見積もりを取り、比較するのが一般的です。わからないことがでた時には、問い合わせを重ね、不安を消してから見積もりを依頼するとよいでしょう。