【PR】
\45秒で無料一括見積もり/
- コストを抑えた点検がしたい
- 人手不足が問題だ
- 技術力が足りない
- 安全な点検方法があれば
などと思っていませんか。
ドローンを活用した橋梁点検なら、ばらつきのない高品質な点検をローコストで行えます。なぜなら、高解像度カメラやAI解析を用いることで品質の均一化と人件費を削減することができるからです。
この記事では、事例を交えながら、ドローン橋梁点検の費用、そして、最新の橋梁点検技術なども含めて紹介していきます。この記事を読めば、従来の品質を担保したままコストを抑えた新しい点検の方法がわかります。
要するに、今まで使えなかった予算や時間を技術伝承や人員確保に割けるようになります。
限られた予算を効率よく活かす手立てを考えておられる企業様は、ぜひ最後まで読んでみてください。はぜひ最後まで読み進めてください。
ドローン橋梁点検の見積もり費用
ここからは、ドローンを使った橋梁点検の費用について紹介します。ただ、下記の点検費用は、個々の状況によって変わってきます。あくまで事例の一つとして参考にしてみてください。
事例 | 費用 | 日数 |
---|---|---|
高山国道 トラス橋 | 190万円 | 6.5 |
北海道 R238号美雪橋 | 49.6万円 | 4.5 |
ドローン橋梁点検の見積もり価格のポイント5選
ドローンを使った橋梁点検の費用は、次の5つがポイントです。
橋梁の規模や複雑さ
大規模で複雑な橋梁ほど、点検に必要な時間や労力が増えるため、費用も上がります。例えば、全長が長いものになれば、必然的に点検する箇所が増え、費用が上がります。また、複雑で点検がしづらいものの場合も時間や手間がかかるので費用が増します。
アクセスの難易度
橋梁の場所や近づきにくい環境などにより、ドローンの飛行が難しい場合は、準備や安全対策に要する時間も増えるので、費用が変わってきます。もちろん、ドローンを飛ばしづらいところは人による点検が行われます。
データ解析技術
AI画像解析のなどのソフトや人件費、日数なども費用に影響します。データ量が多いほど、解析に時間を要するので費用が上がってきます。また、AIによる解析は、現段階では不完全であるため、最終的には、人による確認が必要です。

AIの精度が上がり、人による確認が減ればコストも下がってくるでしょう。
ドローンの機材
使用するドローンやカメラなどにより費用が変わります。橋梁点検用のドローンは、通常飛行用のドローンとは仕様が異なり、360度の障害物センサーや、非GPS環境下に対応しているものなどハイスペックな仕様となっているため見積もり費用も上がる傾向にあります。

引用元:skydio
業者
最後に、業者ごとに点検方法や価格設定も変わるので、見積もり費用に影響してきます。また、橋梁点検ができない業者は、下請け業者に依頼する分、費用も上がりがちになるでしょう。実績のあるドローン橋梁点検会社に依頼するのがおすすめです。

業者は複数の業者から相見積もりを取り、検討することでしかっり費用を比較することができます。
国土交通省推進のドローン橋梁点検活用事例
ここでは、ドローンによる橋梁点検の事例を紹介していきます。
橋梁点検の新技術を事例で比較
目視検査用ドローン橋梁点検の事例
高山国道トラス橋は、岐阜県の高山市にある国道を支える橋です。従来の橋梁点検作業車やロープアクセスなどの点検方法と併行して、ドローンが活用されました。
ドローン活用の場合は、従来と比較して約半分近くの人員コストが削減できるので、点検費用の節約にもなります。また、橋梁点検用のドローンは障害物センサーが働いているので橋に接触せず、安全に近接目視点検が可能となります。
R238美雪橋は北海道に位置する橋です。この検証点検で、北海道局は従来の点検方法とドローンによる点検方法を比較しました。検証結果によると、ドローン点検が橋梁点検車、ロープアクセスよりも、大きくコストダウンできることが証明されています。
ただし、ドローン点検の合計作業日数が橋梁点検車両による点検よりも上回っています。これに関して言うと、現場作業時間はドローン点検も橋梁点検車両による点検も同日数でしたが、ドローン点検の方は写真整理や解析に時間を要したためです。
ドローンによる点検で時間がかかる工程は、この解析作業です。
点検方法 | コスト | 作業員数 | 日数 |
---|---|---|---|
ドローン | 49.6万円 | 4名 | 6.5日 |
橋梁点検車 | 198万円 | 5名 | 5日 |
ロープ アクセス | 85.2万円 | 3名 | 8日 |
引用元:国土交通省中部地方整備局 北海道開発局
打音・目視検査ができる橋梁点検用ドローン
国土交通省北陸地方整備局が活用した点検システムは、橋のコンクリートの状態確認や、近接目視を行うための新しい技術システムです。
ドローンと打音調査の器具を合体させた画期的なものとなっています。
ドローン橋梁点検のメリットと課題
メリット
- 品質の均一化
- コスト削減
- 工期の短縮
- 安全に点検ができる
- 計画的な点検が可能
課題
- 触診ができない
- データ処理に時間がかかる
- 飛行禁止区域など制限がある
- 天候に左右される
- 飛行時間に制限がある
ドローン橋梁点検のメリット
品質の均一化
橋梁は構造形式をはじめ多種多様な種類があり、高度なメンテナンス技術が求められます。点検する技術者の技術力もばらつきがあり、評価の均一性が課題となっていました。
ただし、ドローンを使用することでこれらの不均等が均一化され、メンテナンス品質の向上に繋がります。
コスト削減
高額なゴンドラやクレーンなどの特殊車両をレンタルするが必要なく、人件費も抑えられるので、従来より大幅なコスト削減が可能です。
R238美雪橋に関して言えば、従来の橋梁点検車両で点検するのと比較して約1/4のコストで点検ができるようになっています。
工期の短縮
ドローンの機動性を活かせば、足場や車両の撤去もなく、短時間で検査撮影が終わります。複雑で規模の大きい橋梁点検になるほど従来の点検手法と差が出てくるでしょう。
ただし、現場の検査が終わったあとの、解析処理に時間を要すことがあります。
安全に点検ができる
人に変わってすべてを点検することができませんが、高所などの危険作業や、アクセスしづらい環境をドローンで安全に撮影することができます。
転落事故などのリスクを大幅に減らすことができます。
定期的なメンテナンス計画を立てることができる
ドローンによる高解像度撮影が可能となったため、3Dによる解析技術も使えるようになりました。このおかげで、前回のデータから判断し、計画的なメンテナンスや修繕工事ができるようになります。
寿命が近づく緊急性の高い橋から優先的に点検計画を立てることも可能です。
ドローン橋梁点検の課題
ここからは、ドローンで橋梁点検をするデメリットについてお話します。
触診ができない
橋梁点検は、基本的に部材を近接目視で点検したり、部材に直接触れることで状態を確認します。ただし、ドローンによる点検は映像からでしか損傷箇所を判断することができません。
ただし、最近では、打音調査ができる新しい技術も導入され始めています。
肉眼により部材の変状等の状態を把握し評価が行える距離 まで接近して目視を行うこと
データ処理に時間がかかる
ドローンで橋梁点検をする場合のデメリットとして、ドローン撮影を行ったあとのデータ処理に時間がかかることです。
AI画像解析はコンクリート構造物のひび割れなどを自動で検出し、目視による確認の補助を行ってくれるツールです。ただ、画像解析は誤検出もあるので、目視による再チェックが必要で時間がかかります。今後これらの検出精度の向上が課題となっていくでしょう。
飛行禁止空域など制限がある
人口集中地区の上空や、空港などの周辺、緊急用務空域などドローンを飛ばせなかったり、許可申請を必要とする場所があります。また、許可が下りるまで時間がかかるのもデメリットの一つです。
天候に左右される
ドローンは電子機器なので、天候に大きく左右されます。雨天は飛ばすことができませんし、風がひどいと煽られ、最悪、墜落することもあります。なので、天候の変化に柔軟に対応し、本番とは別に予備日を設定する必要があります。
飛行時間に制限がある
ドローンはバッテリー駆動です。機種にもよりますが、約20分から50分程度が限度です。バッテリー交換時期を見据えながら、計画的に点検を実施する必要があります。
橋梁点検とは
いわゆる橋の点検です。高度経済成長期に建設された橋梁は、現在、大規模なメンテナンスの時期に差し掛かっています。橋梁は主にコンクリートや鉄鋼などで構成されていますが、これらも年月とともに老朽化し、最終的には寿命を迎えます。橋の劣化を早期に発見し、長期的に存続させるために、橋梁点検は日々実施されています。
橋梁定期点検は5年に一回の義務化
高度経済成長期に建設されたインフラ設備の老朽化が進んでいることから、平成26年に道路橋定期点検要領の変更が行われ、2m以上の橋は5年に1回定期点検を行うことが義務付けられました。
『本要領は、道路法(昭和27年法律第180号)第2条第1項に規定する道路 における橋長2.0m以上の橋、高架の道路等(以下「道路橋」という)の定期点 検に適用』
『定期点検は、5年に1回の頻度で実施することを基本とする。 』
橋梁点検の流れ
橋梁点検の流れはこのようになります。もしも、診断中、緊急性が確認されれば、そのまま補修工事という流れです。
- 点検準備
- 近接目視点検
- 評価・記録
- 緊急度の確認
- 健全度の算出
- 健全度の診断
- 工事費算出
- 報告書作成
橋梁点検の課題
- 財源の確保
- 人手不足
- 技術不足
- 安全の確保
ここからは橋梁点検の課題です。このような課題があります。
財源の確保
とくに、地方自治体では、財政的な問題により、5年に1度の定期点検が実施されていない橋梁が半数以上に登り、必要な措置も先送りにされているという状況です。
ドローンをはじめとする新技術の導入によりコストを下げての点検が可能となったこともあり、点検のハードルは以前より下がりました。
人手不足
橋梁点検、もっと言えば、建設業界は慢性的な人手不足です。とくに、少子高齢化や労働条件による若年層の就業率低下のため、中高齢層が現役で働き続けている状況です。ドローンなどの新技術による課題解決が期待されています。
技術不足
人手不足に加え、高齢技術者の引退により、技術の伝承が行われていない状況です。また、技術不足から点検結果の判定にばらつきがあり、品質が不均一であることも課題です。建設分野全体の課題でもあります。
安全の確保
橋梁点検の多くは高所作業となるため、足場の設置や、ロープアクセス等を行う必要があり、転落事故などの危険性が常にあります。
これらの課題を解決するために各企業からさまざまなツールが開発されています。人力打音機(点検ハンマーの機械)、AIデータ解析技術などです。
特に、ドローンとAI画像解析技術の組み合わせにより、先ほど述べた財源の確保や人手不足、技術不足、安全確保といった課題の解決に注目が集まっています。

もちろん、ドローンだけですべてが解決するわけではないですが、国自体も大きな期待をドローンに寄せているようですね。
ドローン橋梁点検の依頼方法
- 複数のドローン業者に見積り依頼する
- ドローン点検業者を1社に絞る
- 事前確認と調査をする
- 契約する
- 点検実施
- 点検報告書をもらう
- 定期メンテナンス

ドローン橋梁点検業者を依頼するポイントは、橋梁点検の実績があるかどうか、技術力、信頼度などを基準に、見積もりを比較しながら検討することがポイントです。
ドローン橋梁点検はコストを抑えた新技術の保守方法
ドローン橋梁点検の費用は、さまざまな課題があり、そのいくつかは今後ドローンの活躍で随分と解決に向かうと考えられます。ただ、現時点では、ドローンだけに頼りきれないところもあり、今後の技術進歩にも期待したいところです。
橋梁点検にドローン導入を考えている企業様は、複数のドローン会社から無料で一括見積もりができるドローンガイドの利用が便利です。