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近年、ドローン技術の進化に伴い、橋梁点検の方法も大きく変わってきています。その理由として挙げられるのは、インフラの老巧化などです。例えば、2023年10月、和歌山市の六十谷水管橋が金属部の腐食により崩落しました。これによりおよそ6万世帯への水の供給が途絶えています。2030年には、高度経済成長期に作られてたインフラの約50%以上が、建設後50年を迎え、今、メンテナンスが求められています。既に、多くの自治体や企業でも従来の点検方法に代わり、効率的で安全性が高いドローンが使用されています。
ただ、その点検費用についてはあまり触れられていないので、この記事では、ドローンを使った橋梁点検の費用事例や、点検費用に関わるポイントなどについて紹介していきます。ドローンで橋梁点検を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ドローンガイドの口コミと感想|点検業者一括見積もりサイト【徹底解説】ドローン橋梁点検費用事例
ここからは、ドローンを使った橋梁点検の費用について紹介します。ただ、下記の点検費用は、個々の状況によって変わってきます。あくまで事例の一つとして参考にしてみてください。
事例 | 日数 | 費用 |
高山国道 トラス橋 | 6.5 | 50万円 |
R238号美雪橋 | 4.5 | 190万円 |
ドローン橋梁点検の費用を左右する6つのポイント
ドローンを使った橋梁点検の費用は、次の6つのポイントで決まります。ひとつづつ見ていきましょう。
橋梁の規模や複雑さ
大規模で複雑な橋梁ほど、点検に必要な時間や労力が増えるため、費用も上がります。
点検の範囲と詳細度
点検箇所が多い場合や、詳細な点検が必要とされる場合です。
アクセスの難易度
橋梁の位置や近づきにくい環境などによって、ドローンの飛行が難しい場合は、準備や安全対策が必要となり、費用が変わります。
データ解析技術
データ解析で、専門のソフトやエンジニアの経費などです。
ドローンの機材
使用するドローンやカメラなどにより費用は変わります。
業者
最後に、業者ごとに価格設定が異なることが理由です、
複数の業者から案件の見積もりを取ることで費用を抑えることができます。
ドローンで橋梁点検をするメリット
ここからは、ドローンで橋梁点検を行うメリットについて紹介していきます。
- ドローン点検でコストを抑えられる
- ドローン点検で作業時間のショートカット
- ドローンを使うと安全に点検ができる
- ドローン点検はアクセスが簡単
ドローン点検でコストを抑えられる
ゴンドラやクレーンなどの特殊設備や車両を揃える必要はなく、その分人件費も抑えられる。
ドローン点検で作業時間のショートカット
設備、車両の撤去もなく、ドローンの機動性を活かせば、短時間で点検が終わります。
ドローンを使うと安全に点検ができる
高所などの危険作業がなくなるため、事故リスクを大幅に減らすことができます。
ドローン点検はアクセスが簡単
人が近づきにくい状況でも、空から容易にアクセスできるので、スムーズに点検作業が終わります。
ドローン点検は、建設、災害の分野で実証実験を繰り返す国土交通省が推進する方法で信憑性のある点検です。
ドローンで橋梁点検をするデメリット
ここからは、ドローンで橋梁点検をするデメリットについてお話します。
- ドローン点検は天候に左右される
- ドローン点検は性能に限界がある
- ドローン点検は飛行時間に制限がある
ドローン点検は天候に左右される
ドローンは電子機器なので、天候に大きく左右されます。雨天は飛ばすことができませんし、風がひどいと煽られ、最悪、墜落することもあるので、収まるまで待つか、別日に変える必要があります。
ドローン点検は飛行時間に制限がある
ドローンはバッテリー駆動です。機種にもよりますが、約20分から40分までしか飛行できません。点検場所が多い場合は、何回かに分けて飛行させる必要があります。
ドローンにも限界がある
ドローンはさまざまなカメラやセンサーを有し、高性能な機械ですが、その性能にも限界があり、例えば、ズーム機能でも機種によって倍率も異なり、劣化具合を正確に判断できないこともあります。より精度を上げた点検が必要な場合は、従来の点検も併せて検討する必要もあります。
また、ドローン撮影したあとは、点検報告のため、データ解析をします。ただ、データが膨大なため、点検報告書を作成してもらうまで時間がかかります。
ドローン橋梁点検を依頼する流れ
- 複数のドローン点検業者に見積もりを依頼する
- ドローン点検業者を1社に決める
- 事前確認と調査をする
- 契約する
- 点検実施
- 点検報告書をもらう
- アフター点検
ドローン橋梁点検業者を依頼するポイントは、橋梁点検の実績があるかどうか、技術力、信頼度などを基準に、見積もりを比較し検討することがポイントです。
ドローン橋梁点検おすすめ業者3選
株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク
これまで、累計4846件ものインフラ点検を実施している会社です。橋梁点検に至っては、2023年度で、270件もの点検を成功させている実績ある会社です。
社名 | 株式会社ジャパン・インフラ・ ウェイマーク |
所在地 | 〒106-0032東京都港区六本木7丁目 10-25 中島ビル |
連絡先 | 045-333-1751 |
事業内容 | インフラメンテナンスサービス ドローン事業 |
アイエイチプランニング株式会社
ドローン専門企業として、インフラ設備・建設業関連の企業と連携し、豊富な実績と安全飛行を心がける会社です。対人対物10億円もの賠償保険に加入しているので、安心して依頼することができます。
社名 | アイエイチプランニング株式会社 |
所在地 | 〒349-1134 埼玉県加須市 北下新井 2018-1 |
連絡先 | 028-666-4066 |
事業内容 | インフラ点検サービス |
三信建材工業株式会社
ドローン事業では、ベンチャー企業や大学との共同研究開発や、国土交通省主催の実証実験に参加したり、積極的に先端技術に携わる会社です。建築工事のスペシャリストにによる精度の高い点検は全国の多くの事業所に認められています。
社名 | 三信建材工業株式会社 |
所在地 | 〒441-8077愛知県豊橋市神野新田町 字二ノ割35-1 2F |
連絡先 | 0532-34-6066 |
事業内容 | 建築工事業構造物調査診断ほか |
まとめ
ドローン橋梁点検費用は、6.5日程度の点検で50万円、もう一方は、4.5日で190万円の点検費用がかかっています。そして、この費用は、橋梁の規模や複雑さ、点検の範囲、アクセスの難易度、データ解析技術、ドローンの機材、業者などによって変わってきます。
なので、ドローン点検費用一括見積もりサービスなどを使い、複数の業者の見積もりを一度比較検討してみることで、およその点検相場が見えてくるはずです。
また、ドローンで点検をするメリットは、コスト削減、作業の効率化、作業員の安全などがあります。デメリットとして、ドローン点検は天候に左右される、飛行時間に制限がある、性能に限界があるなどの注意点があります。
そして、ドローン橋梁点検を依頼する方法は、ドローン点検一括見積見積もりを利用し、点検業者を1社に決め、事前確認と調査をし、契約という流れです。ポイントは、橋梁点検の実績と信頼、技術力から判断していくことが妥当でしょう。
最後に、橋梁点検のおすすめ業者は、株式会社JIW、アイエイチプランニング株式会社、三信建材工業株式会社などがあります。さまざまな点検業者がある中で、自社の目的に合った優秀な点検業者を選ぶことが橋梁点検を成功させる鍵となってくるでしょう。