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- 防除を手作業でやっているが大変でドローンを使いたい
- 面積あたりの単価が知りたい
- 実際、ドローンで防除が効率的にできるのか
こんなことがありませんか?
ドローンを使えば、防除機を背負うことなく、
1ヘクタールあたり10分程度で夏の作業が終わります。
しかし、実際にドローン購入となると200万から300万円の費用が必要です。
農薬散布代行業者を使えば、初期費用ゼロで1ヘクタール当たり2万円から3万円で真夏の作業が終わります。
この記事では、ドローン農薬散布の料金相場からメリット・デメリット。さらには、ドローン代行業者とドローン購入、そして、無人ヘリとのサービスを徹底比較します。
つまり、ドローンか、ドローン以外かを判断できるようになります。
結論、これ1本でドローン導入の全知識が身に付きます。
夏の防除作業が大変に感じておられる方々は、ぜひ参考にしてみてください。
農薬散布の価格相場を徹底比較
ドローン業者による農薬散布の料金相場は、
1ヘクタールあたり、およそ2万円から3万円です。
ドローン購入・代行会社へ委託・無人ヘリとの費用比較
ドローン代行業者の料金は圃場面積ごとに計算されます。また、ドローン購入で年間維持費や機体費用の元を取るには、圃場面積がある程度の規模が必要です。
ただ、無人ヘリの場合は、中古で500万から、新品で1,000万とコストが大きいので、元を取るには広大な作地でないと難しくなります。
圃場の広さが選び方の基準(ドローン購入か委託か)
ドローンを選ぶのであれば、次は購入か委託するかになると思います。ここでは、購入する場合、どのくらいの期間で回収できるかを表にしてみました。※ドローン農薬散布委託料を1ha=25,000円、ドローン購入費用を250万円で計算しています。
ドローン購入の費用
価格 | 費用 |
---|---|
本体 | 100万~200万 |
バッテリー | 70万※ |
充電器 | 10万 |
粒剤用機器 | 10万 |
トランシーバー | 10万 |
発電機 | 30万 |
合計 | 230~330万 |
※本数による
ドローン購入のネックは、バッテリー本数です。本数によって、費用が大きく変化します。このバッテリーの本数は圃場の広さが基準です。
ちなみに、メーカや環境にもよりますが、
バッテリー1本で約2haの圃場に散布が可能です。
圃場に応じてバッテリー本数を変えるか、散布中に充電を繰り替えしながら購入本数を減らすのかなどの購入手段があります。ただし、後者の場合は屋外充電設器 などの準備が必要です。
ドローン農薬散布について
- ドローンで農薬散布とは
- 無人ヘリとの違い
- ドローンによる農薬散布の流れ
ドローンで農薬散布とは
ドローンによる農薬散布は、手作業で行っていた防除作業を上空から行うものです。これにより、真夏に防除機を背負うことなく、短時間で作業が終わるなどのメリットがあります。
農業用ドローンと無人ヘリとの違い
ドローンと無人ヘリの一番の違いは、購入時の費用です。初期投資に500万円以上はかかってくるので回収までにかなりの時間を要することです。
また、ヘリでの農薬散布の場合、散布時間がわからず、干しものにかかってしまうなどの問題があることです。さらには、風による飛散リスクがドローンに比べて大きいというデメリットもあります。
逆に、農薬の補充間隔がドローンよりも半分で済んだり、連続飛行時間が長いという点などはメリットです。
ドローンによる農薬散布の流れ
- 問い合わせ
- ヒアリング
- 実地調査
- 見積もり
- 契約
- ヒアリング
- 散布実施
- レポート受けとり
ドローンによる農薬散布のメリット・デメリット
メリット
- 体への負担が少ない
- 作業時間を短縮できる
- 自動巡行できる
- 折りたためて持ち運びがラク
デメリット
- 土地が広いとコストがかかる
- 風の影響が気になる
- 使える農薬が少ない
- 低高度で留まると稲が折れる
- 狭すぎる場所では使えない
- 設定が複雑で経験値が必要
- 破損した際、すぐに代車や
交換部品の手配が難しい - バッテリー交換が必要で高価である
- 維持費が必要
ドローンによる農薬散布のメリット
体への負担が少ない
従来の手作業での防除と比較し、体力的な負担が少ないところです。多くの農業用ドローン導入者の口から語られることは「ラク」であることです。
- 重労働から解放される
- 熱中症を避けることができる
- 農薬を吸う危険性が減る
作業時間を短縮できる
ドローンによる農薬散布は1haあたり約10分で散布が終わります。
1ヘクタール当たりの散布時間
時間 | |
人 | 60分 |
ドローン | 10分 |
自動巡行ができる(購入の場合)
人たび設定を行えばドローンは自動で農薬散布を行ってくれます。
端からどの程度の距離まで散布するのか、高さはどの程度か、散布量はなど。
設定項目を入力しさえすれば自動運転してくれるので、多くの導入者の口からは「ラク」という言葉が聞かれます。
持ち運びが楽(購入の場合)
農業用ドローンは機種にもよりますが、運搬を想定して折りたたみ式のドローンが多く見られ、普通車等の車にも積載可能です。
ドローン農薬散布のデメリット
圃場が広いとコストがかかる
農薬散布代行業者に依頼する場合、圃場に比例して費用が上がっていくので、圃場が広い場合は、ドローン購入を視野に入れるとよいでしょう。
風の影響が気になる
ドローンによる農薬散布は、ドリフトと呼ばれる問題があります。
ドリフトとは、ドローンから散布された農薬が風に流されて関係のない場所へ飛ぶことです。
ドリフトによる農薬飛散を防ぐ方法は高度を上げ過ぎないことです。ただし、低すぎても風で稲が折れるので、操作に技術がいるでしょう。
農薬は害虫などにごく少量で作用するように開発されたもので、ごく微量の飛散であれば、毒性は軽微です。もっと言うと、人と虫とでは生理機能、成長の仕方、解毒機能などの違いがあり、これら害虫にだけ作用するように開発されているので被害はほとんどありません。
使える農薬が少ない
農業用ドローンに使える農薬は限定的です。
ドローンは上空から散布するわけなので、そのような用途で使用したとしても安全であると農薬取締法で認められたものでしか使用することができません。
農薬登録情報提供システムからどのような農薬が使用できるかを確認してみるとよいでしょう。
ただ、将来的にも使用できる農薬の拡大に向けて農林水産省も動いているので、徐々に使用できる種類も増えていくと考えられます。
低高度で留まると稲が折れる
低空飛行でホバーリングを続けてしまうことで稲穂にダメージを与えてしまう場合があります。操作技術の問題でもありますが、注意をする必要があるでしょう。
狭すぎる場所では使えない
圃場が木々に囲まれていたり、電柱などが多く立っているようなところでは、センサーが働いてしまい、停止すしてしまう場合があります。
このような圃場でドローンを導入する場合は、ドローン販売店、散布代行業者に、しっかりと相談する必要があるでしょう。
設定が複雑で経験値が必要(購入の場合)
ドローンはIT機器でもあるので設定が必要です。なので、PCなどが苦手な方は設定が複雑だと感じることがあります。
また、圃場環境により農薬噴射量などを調整する必要があるので、経験を通した勘も必要となってくるでしょう。
破損した際、すぐに代車や交換部品の手配が難しい(購入の場合)
墜落などでドローンを破損させた場合、車のように代車が来るわけではありません。
また、部品数なども少ないので、修理や部品交換に時間がかかることを留意しておく必要があるでしょう。
バッテリー交換が必要で高価である(購入の場合)
バッテリー1本の飛行時間が約10分から15分ほどと決まっているため、広範囲となるとバッテリーを都度交換する必要があることです。
維持費が必要(購入の場合)
ドローンを購入する場合、機体や周辺機器とともに、維持費が必要です。
ドローンの維持費とは、点検費用と保険料です。
機体費用とバッテリーなどの周辺機器、それに維持費を合わせれば270万以上は必要と考える必要があります。
また、現場での破損やトラブルが出てくれば、これらに上乗せされていきます。
維持費 | 金額 |
---|---|
点検料 | 10万~ |
保険料 | 9万~ |
農薬散布にドローンを考えるのであれば、圃場の大きさによって購入か、委託かを判断するとよいでしょう。
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ドローンの農薬散布はおすすめか?
ドローンによる農薬散布は、夏場の重労働や熱中症リスク、費用対効果を考えると、導入するメリットが多くあります。
一方、コスト面や周囲への影響をはじめとする課題も多くあり、かんたんに導入とはいきません。
なので、まずは代行業者などを実験的に利用しヒアリングを重ねながら導入を考えるのも遅くはないでしょう。